消防資器材の紹介 |
用途によって消防車にもいろいろな種類があります。そこに積載されている資器材も様々です。
ここでは、主に救助活動を行う救助工作車、消火活動を行う消防ポンプ車(タンク車)にそれぞれ積載されている資器材の一部をご紹介します。
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レスキュー車とも言われ、救助隊(レスキュー隊)が搭乗する消防車両のことです。あらゆる救助活動に対応できる救助資機材を積載し、救助活動を行います。
種類としてはI型からIV型まであり、各消防本部の規模や用途によって運用が分けられています。当本部では、2台配備していますが、平成22年度に荒尾署に配備中の救助工作車を1台更新し、荒尾消防署・玉名消防署に2台の救助工作車(V型)の配備となります。
この救助工作車(V型)は、3トン未満のクレーンを初め、動力により駆動される歯車などにより減速して回転させるドラムにワイヤロープ等を巻き付け、物の上げ・おろし、運搬、引張り作業などに使用する5トン級のウインチ(前後引)、夜間でも容易に活動できるよう屋上上昇式発電照明装置(投光器付き)や救助用資機材として自動車事故などで挟まれた人を救出するために、ドアや鉄などを切断・開放する大型油圧器具や重量物排除器具、破壊用器具など積載しています。
また高度救助用資機材として、瓦礫の中に閉じ込められた人を探し出す画像探索機、地中音響探知機や人体の温度を感知する熱画像直視装置、暗闇でも視認できる夜間用暗視装置、地震による僅かな振動を探知して救助中の隊員に知らせる地震警報機など、その他に様々な資機材を装備し地域住民の生命・身体・財産を守ります。
通称タンク車と呼んでいます。このタンク車は、火災その他災害に際してその鎮圧や防ぎょを行なう際に使用される特殊な装備を持つ自動車です。
自動車の中に水を1500リットル積載し、燃え盛る建物等に直近し素早く消火します。その他に、シャッターや鉄筋などを切断するエンジンカッターや木材を切断するチェンソー、夜間での活動を手助けする照明機器、はしごなどを積載しています。
また当消防本部では、火災時の大量放水で下階への水による損害に対し、泡と空気と水を混合させ少量の水で消火できる消防自動車(CAFS)2台を配備しています。

「火を消す」には、水が最有力であり不可欠です。タンク車は、火災時に直近し消火しますが、1500リットルの水では数分しか持ちません。そこで活躍するのがポンプ車です。このポンプ車はタンク車に比べ、小型の消防自動車です。水のある場所は、必ずしも広い道路ばかりではありません。
ポンプ車は、消火栓・防火水槽・河川などに停車し、水を吸い上げて、時にはホース数十本を延長してタンク車の水が無くなる前に中継する重要な役目を担っています。その他に、夜間でも活動できる照明(発電機使用)、はしごなど積載しています。言うなれば、小さいけど力持ちと言った消防車です。
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